2020年8月11日のセリーグDena対阪神　観戦記

予定通り井納、相手は剛速球のガルシア。阪神は昨日の6回ころから打線が振れてきた。大山も怖い存在。井納が抑えることができるか？しかも昨日のオープナーのせいで今日は使えるリリーフ投手が限られている。彼に踏ん張ってもらうしかない。打線も不調の梶谷を下げ、桑原を抜擢、２番に楠本、ロペスを５番へ復活させた。桑原のパンチ力に期待。彼の爆発を皆が待っている。

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	計
T	1	0	0	0	0	2	1	0	5	9
B	1	0	0	0	0	0	0	1	0	2

1表	先頭近本が右中間へ二塁打、送って1死三塁、サンズセンターへの犠牲フライで先制。
1裏	桑原三球三振、まだ実践の感が戻ってないか？楠本、スライダーを流し打ち、なんとレフトスタンドへの同点HR。
2表	ランナー１人出すも０点に抑えた。
2裏	先頭倉本四球、大和なのでここは何かしらの仕掛けがほしい。しかし何もせず６４３ゲッツー。しかも全力疾走してない。こういのは痛いよ。せめて９番まで回したいよ。嶺井はショート内野安打。大和で何か仕掛けていれば、違った展開になったはず。結局９番で終了したので、最悪の展開ではないが。
3表	ランナー１人出すも０点に抑えた。しかし球数が多くなっているので５回あたりが限界か。サンズにも3-0だったが打ってくれてライトフライで済んだ。これはサンズのミス！
3裏	先頭桑原四球、楠本は初回HRだからそのまま打たせるだろう。でもバントもありだと思うが。高いバウンドのピッチャーゴロで２塁へ。貴重な進塁打だ。宮崎四球、佐野は三球三振。これはガルシアの非常に鋭い１４０K台のスライダーだった。誰も打てないだろう。ロペスは2-0からショートフライでチェンジ。見逃せばボールだが速くてつい手が出てしまうようだ。
4表	大山をショートゴロ。今のところ大山を抑えてはいるので大崩れはしなさそうだ。結局三者凡退。
4裏	三者凡退。
5表	１死から植田が3-2から四球、ガルシアの時ボール先行で苦しい、なぜか盗塁、しかし嶺井が良く反応し、低い送球でアウトにした。ガルシアもセカンドゴロでチェンジ。試合のポイントかもしれない。非常に重要なプレーだった。
5裏	三者凡退。
6表	１死から木浪がショート内野安打、井納にとってはこの回が山場だ。サンズの時けん制悪送球で一気に三塁まで進まれてしまった！サンズは打ってくださいと言わんばかりの外角素直なスライダーを左中間タイムリーツーベース。大山は3-0からセンターフライをってくれた。助かった。ボーア申告敬遠。しかし３割バッターの梅野だ。三塁線痛烈に破った、さらに１点。これは痛いよ。敬遠裏目。結果論だがボーアの方がくみしやすかったのでは？ピッチャーは藤岡。これ以上取られると負け。高山には四球、植田をファーストライナーに打ち取った。
6裏	１死から佐野がセンター前ヒット。ロペスはレフトフライ、ストレートに押されてる。倉本はセカンドフライでチェンジ。
7表	エスコバー登板。１死から近本がライト線、しかしライト楠本がもたつく間に３塁へ。記録に出ないエラー。木浪は浅いレフトフライでランナー動けず。またサンズ。しかし高城がエスコバーの球をパスボール。近本ホームイン。この回２つのミスで失点。負ける展開。
7裏	大和センター前ヒット、高城は外側のくそボールを振ってしまった。柴田はレフトフライ。絶不調桑原はショートゴロ。この投手凄すぎる。
8表	エスコバーが２イニング目だが三者凡退で締めた。
8裏	馬場に交代。ガルシアが引っ込んでくれてよかった。しかも２番から。１死から宮崎がレフトへライナーのHR。腕をたたんで窮屈に振ったがそれでもスタンドへ飛んだ。技術的には誰も真似できない打ち方だろう。但し馬場の方も「これだけうまく打たれたら仕方ない」と割り切りやすいHRだろうな。案の定佐野ショートフライ、ロペスはサードファールフライ。
9表	平田登板。無死１、２塁のピンチで、当たっている近本。セーフティバントでヒット。木浪は初球をライトフェンス直撃の２点タイムリー、ぶち壊しだ平田は。これも昨日のオープナーが原因の一つだ。リリーフ陣が豊富なら２点差で平田は出さないだろう。結局この回は草野球のようなプレーも出て５失点。
9裏	尾仲登板。2017年まで横浜にいた投手だ。反撃できず終了。元気そうでよかった。
総評	井納は何とか頑張ったが、それ以上にガルシアが良かった。あれほどのスピードと荒れようだと、横浜の打者達は的を絞れず、ストレートに力負けして付け入るスキが無かった。こういう展開で６、７回の様な守備のミスが起きれば、絶対負ける。こういう投手の時は守備陣にも忍耐強さがないと試合にならない。９回に大量点を取られたが、オープナーをやった翌日はこういう負け方を覚悟しておく必要がある。