2023年5月5日のセリーグヤクルト対Dena⑥ 観戦記

今永対高橋、共にWBCに出場した左腕同士だ。今永は15イニング無失点中、しかしヤクルトは村上が上り調子、復帰したばかりの塩見は昨日の巨人戦で大活躍と、戦力が整いつつある。一方で昨日サヨナラHRの宮崎が外れ、3番にソト、ヒット1本でも儲けものだ。

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B003300300913
S0120100421015
1表2死からソトが四球、牧は空振り三振、コースは真ん中だが、伸びのあるストレートだ。
1裏1死から濱田にライト線2塁打、山田、村上をストレートで空振り三振、低目に伸びがあるように見え、高橋に劣らない球威だ。
2表1死から関根がライト前ヒット、大和はライトフライ、戸柱はキャッチャーフライ。
2裏先頭サンタナにセンターへソロHR。2死後長岡に3塁線破るヒット、高橋を空振り三振。この回は良い当たりばかりだったのでこの先組み立てに工夫が必要となるだろう。
3表1死から佐野がライトへソロHR。京田は二遊間破るヒット、ソトが、彼のものとは思えない速い弾道の1号2ランHR。牧はレフト左へヒット、桑原は見逃し三振、関根の時、牧が盗塁失敗。
3裏先頭塩見にセンター前ヒット、濱田を空振り三振、山田の時塩見が盗塁、山田をファーストファールフライ、後ろ向きのまま走りながら、よく追いついたファインプレーだ。しかし村上にはレフトへ同点2ランHR。サンタナにはセンター前ヒット、中村をライトフライ。
4表先頭関根が四球、大和はレフト前ヒット、作戦が難しい打順だが戸柱は昨日のチャンスと同じく、553ゲッツーという最悪の結果だったが、今永は1、2塁間破るヒットで繋ぎ、1、3塁。佐野がセンターへ2打席連続3ランHR!京田、ソトは四球、牧はセンターフライ。
4裏1死から長岡に二遊間破るヒット、代打内山をセカンドフライ、塩見を空振り三振。
5表2番手丸山登板。三者凡退。
5裏先頭濱田にレフトへソロHR、山田のキャッチャーファウルフライを戸柱が壁際でスライディングキャッチ、村上の前に走者を出さなかったのは大きい。村上をファーストゴロ、サンタナをセンターフライ。今永はここまでだろう。
6表三者凡退。
6裏2番手三嶋登板。1死からオスナにショート後方へポテンヒット、長岡をショートフライ、代打川端にはレフト左へヒット。今日最大の山場であろう塩見との対決は、初球をライトフライ、とても助かった。
7表3番手久保登板。先頭京田がライトへ1号ソロHR、1死後牧もレフトへ5号ソロHR、桑原はセンター前ヒット、関根はセカンドゴロで2塁アウト、大和は1、2塁間破るヒットで1、3塁。代打宮崎は申告敬遠、代走西巻、代打大田のサードゴロを村上がお手玉でエラー、追加点。佐野は見逃し三振。
7裏3番手ウェンデルケン登板。2死から村上にレフトオーバー2塁打、サンタナをライトフライ。
8表1死からソトが四球、牧はファーストフライ、桑原はレフト前ヒット、関根はショートゴロ。
8裏4番手エスコバー登板。まずは点差のある場面で調子を戻させる、という配慮だろう。しかし先頭中村にレフトへソロHR。オスナにはファースト内野安打、長岡には四球、1死も取れずに伊勢へ交代。代打青木を463ゲッツー崩れでやっと1死、塩見をピッチャーゴロでホームアウト、濱田には何球粘られただろう、3-2からレフトポール直撃の3ランHR・・・、武岡には四球、村上をセカンドゴロ。
9表4番手木澤登板。三者凡退。
9裏6番手山崎登板。完全にヤクルトの流れの中で、サンタナを空振り三振、中村をショートゴロ、オスナに三遊間破るヒット、ミットの構えとは逆の内角に投げてしまった。代走並木。そして長岡にフォークをすくい上げられ、ライトへサヨナラ2ランHR・・・・
総評状態が上がりつつあるヤクルト打線相手ではさすがの今永でも苦戦したが、佐野が大きな援護をしてくれた。さすがキャプテンだ。しかしそれでも継投が外れると負けるのだ。エスコバーはもう戦力にはならないだろう、本当に残念だが。その後のピンチを押し付けられた格好の伊勢-山本のバッテリーもあそこまで反撃されてしまうのは意外だった。そういう「お膳立て」が出来上がれば山崎劇場が上映されて当然だ、バカヤロー!

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