2023年5月3日のセリーグDena対広島⑤　観戦記

遂にバウアーの登板だ。彼を補強したことが正解か否か、球団スカウトの見る目が正しかったのか、見極めたい。広島は今季絶好調の九里、打線の援護は期待できない。

　123456789計H
C01000000018
B00011200X49
1表三者凡退。しかし２つの外野フライは意外に遠くまで飛ばされたように思える。落ちる変化球は見た目は落差が大きいが広島の打者に当てられている。見た目ほどのキレが無いのかもしれない。
1裏１死から楠本がファーストゴロエラーで出塁したが、宮崎、牧が続かず。
2表２死からデビッドソンに高めストレートをレフトへソロHR。今のところ球が全体的に高めばかりなのが気になる。田中にはファースト左を破るヒット、これも緩い変化球が真ん中へ。韮澤にもライト右へヒットで１、３塁、九里を空振り三振。ここまでの印象は、ストレートは高め、変化球はほぼ真ん中、これでは通用しない。
2裏三者凡退。
3表１死から西川に内角ストレートを１、２塁間破られた。ストレートに球威が足りないのでは？秋山をインロー変化球で空振り三振、西川の盗塁はオーバーランで結果、三振ゲッツー、バウアーにはこれをきっかけに立ち直ってほしい。
3裏三者凡退。
4表１死から坂倉にショート内野安打、デビッドソン、田中を空振り三振、田中の三振に取ったカーブ（？）は低めで切れがあった。立ち直ったか？
4裏先頭楠本が二遊間破るヒット、ショート田中が打球を弾き、転がっている隙に思い切りよく２塁へ！ナイスラン！！そして宮崎はセカンドゴロ進塁打、ここまでは良い攻撃だったが、肝心の牧はピッチャーゴロでランナー進められず。桑原はショート深いゴロで１塁へヘッドスライディング、セーフ判定に広島がリクエストしたが判定覆らず、同点！これは試合の流れが変わり得る。関根はライトライナー。
5表ところが先頭韮澤へストレートの四球、九里は送りバント、野間をカーブで見逃し三振、要注意の西川をセンターへ深いフライ、高めかつ威力も落ちてきたか？力ではなく緩急でタイミングを外すタイプの投手に見える。ここまで三振は７つ。
5裏１死から京田が１、２塁間破るヒット、バウアーは送りバント成功、佐野は3-0から申告敬遠で今日２番スタメンの楠本勝負、お見事センター前タイムリー！宮崎は四球、問題の牧は見逃し三振・・・、ちょっとおかしいぞ彼は。
6表三者凡退。
6裏先頭桑原が右中間へ、野間がスライディングを試みたが追いつかず、３塁打。関根がライト前タイムリー、伊藤はヒットエンドランでショートの逆をついたゴロがレフト前へ、１、２塁。京田はセカンド右へ内野安打で満塁、バウアーは見逃し三振、ここで九里を戸根へ交代。佐野は押し出し四球、楠本は浅いセンターフライでこれではスタートは無理、宮崎はセンターフライ。
7表２死から韮澤に１、２塁間破るヒット、代打堂林にライトオーバー２塁打、代打松山を低めのフォーク（？今日一番良い変化球かも）で空振り三振！
7裏３番手大道登板。１死から桑原が１、２塁間破るヒット、関根は四球、伊藤のピッチャーゴロは大道が弾き、セカンドゴロ進塁打、京田は見逃し三振。
8表２番手伊勢登板。三者凡退。
8裏４番手塹江登板。三者凡退。
9表３番手山崎登板。先頭坂倉にレフト前ヒット、デビッドソンへストレートの四球、田中を、粘られたが空振り三振、やっと１死、韮澤を４６３ゲッツー、何とか試合終了。山崎は見ていてどうしても不安を感じる・・・
総評序盤は全く付け入る隙の無い完璧な状態だった九里を、粘りある攻撃でよく攻略できたと思う。２年前まではこういう攻撃はできていなかった。バウアーは回が進むにつれて変化球が低目に決まり始め、時折投げる大きなカーブが良いアクセントになっていた。それらが９つの三振に繋がった。もし、今日の出来でも最低の部類であるならば、今シーズンはエースになってもおかしくない。伊藤もリードを工夫している様だった。昨日のショッキングな敗戦の翌日に勝てたのは大きい。不安があるとすれば立ち上がりのコントロールの甘さだろう。 

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