2022年5月3日のセリーグDena対中日④ 観戦記

約1か月ぶりの中日戦。いつの間にか中日は5割付近に躍動している。チーム状態は逆になってしまった。阪神も借金10まで迫っている。悪くても2勝1敗がノルマだ。伊藤裕を8番サードで起用。先発は中日キラーのはずのロメロ。

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D003010030711
B02000100036
1表1死から岡林が三遊間破った。石川の時盗塁、石川をサードゴロ、しかし岡林が1塁送球の隙をついて3塁へ進塁。伊藤のグラブ捌きは良かったが、油断してしまったようだ。ビシエドをレフトフライ。失点は無かったが、中日の相手の隙を突く走塁がこの試合の中で効いてくるかもしれない。
1裏三者凡退。小笠原の球は低めに集まっていて調子良さそう。ずぼらなコントロールのロメロとは対照的だ。
2表先頭阿部に1塁線を破られた。これはソトが捕ってあげないといけない。高橋を152K外角低め一杯のストレートで空振り三振。これを普段から投げれるなら最多勝レベルだろう。それくらいの球だった。しかしこれが長続きしない。木下には1、2塁間破られた。京田をショートライナー。小笠原には痛烈なライナーだが、ソトの守備範囲でラッキー。高橋の時の球はまぐれだろう。2巡目は危ない。今日は期待できない。
2裏牧が四球、ソトはレフトフェンス直撃のタイムリー2塁打。牧のスタートが良く、長躯ホームイン。このチームに足りなかったプレーをやってくれた。大和は内角低めを無理やりファーストゴロ進塁打。いいぞいいぞ。嶺井がこれに応えレフト前タイムリーヒット。伊藤は663ゲッツー。
3表先頭鵜飼へ四球、これはいけない。この時点で49球。岡林にはがら空きの三遊間へ転がされ、1、2塁。石川は送りバントだがロメロが3塁へ悪送球でホームイン、ビシエドにはセンター前タイムリーで同点、阿部へ死球。高橋にはレフトへ犠牲フライ。佐野がライン際でスライディングキャッチのファインプレー。木下のライトへの浅いフライを楠本がキャッチ後素早く2塁へ送球、飛び出していたビシエドは帰塁が間に合わずゲッツー。
3裏2死から楠本が四球、佐野はレフトフライ。
4表2死から鵜飼にサード内野安打。伊藤が3塁線の強烈な当たりを良くダイビングキャッチしたが間に合わず。惜しかった。岡林には四球。石川を見逃し三振。
4裏先頭牧がライト線ポテンヒットで2塁へ。ソトは四球。大和は送りバント成功、いいぞいいぞ。嶺井はサードライナー、これは石川が前進守備にも拘らず、横っ飛び。惜しい。伊藤はショートゴロ。
5表1死から阿部のショートゴロを大和が悪送球でエラー。早速盗塁された。全くの無警戒!高橋には二遊間破るタイムリー、木下をレフトフライ。京田のところで砂田へ交代って、意味あるのか?センターフライに打ち取ったけど。
5裏三者凡退。
6表3番手平田登板。いきなり小笠原にセンター前クリーンヒットを喰らった。鵜飼をセンターフライ、絶好調岡林をショートフライ、石川をピッチャーゴロ。
6裏先頭佐野がセカンド右を破った。牧は詰まったサードゴロで進塁打、ソトはサードゴロ。大和はレフト左へタイムリーで1点返した。今日の彼の打撃に関しては問題ない。打撃は。嶺井は0-2から四球を勝ち取った。ここで清水へ交代。伊藤に代わる代打藤田は空振り三振。
7表4番手伊勢登板。三者凡退。完璧な投球!中継ぎじゃ勿体ない!!
7裏3番手祖父江登板。2死から楠本が四球。佐野はセカンドゴロ。
8表5番手田中登板。先頭木下にセンター右へヒット。京田のバントを嶺井が2塁でフォースアウト、ナイスプレー。代打郡司へ四球、加藤のぼてぼてのピッチャーゴロを田中が1塁へ悪送球で追加点。曲者岡林にはスクイズを決められオールセーフ。6番手三嶋へ交代。石川にはセンター犠牲フライ。
8裏4番手ロドリゲス登板。1死からソトが四球。大和はライトフライ。嶺井は右中間2塁打。しかしソトは3塁止まり・・・2アウトなのに・・・・。今季32打席まだヒットの無い柴田は空振り三振。
9表7番手エスコバー登板。2死から木下にライト線2塁打。京田をファーストゴロ。
9裏5番手田島登板。無抵抗のまま三者凡退。
総評普通のチームなら2回の先制後は主導権を握ったまま勝利できるものだが、このチームにはそういう常識は当てはまらない。それを演出したのがロメロだ。今日だけでなく今年の出来だと、彼が先発で通用する相手はもう存在しない。個々の選手を見ると、存在感を示したのは楠本、佐野、牧、ソト、大和、嶺井だが、先発投手が崩れると彼らの努力も報われない。

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