2024年5月3日のセリーグ 広島対Dena⑥　観戦記

ここまで負け越している中日と広島に対し、中日には前カードで勝ち越し、このカードで広島にも勝ち越すことができれば、今シーズンの望みはまだある。逆に負け越すようだと借金が増え、最下位争いに転落する。まずは今日の東で勝たないといけない。桑原と蝦名の１、２番がカギを握る。中日戦の破壊力が本物かどうかは、苦手となりつつあるアドゥワを攻略できるかにかかっている。８番関根も面白そうだ。

　 1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 H
B 1 1 0 0 0 0 0 0 0 2 5
C 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 7
1表 １死から蝦名が死球、佐野が右中間へエンタイトル２塁打で２、３塁、広島の守備体系が前進守備ではないので、内野ゴロでも得点できる場面で、牧のショートゴロで得点、宮崎はセカンドフライ。
1裏 １死から菊池へ死球、野間をレフトフライ、堂林をライトフライ。
2表 先頭京田、山本がライト前ヒット、関根でランナーを３塁へ進めるべき場面だが、サード後方へポテンヒットで満塁、次の東は何もしない方が良く、本人は打ち気満々だったが3-2から空振り三振。桑原はセンター犠牲フライ、蝦名は空振り三振。
2裏 先頭小園にセンター前ヒット、坂倉を４６３ゲッツー、中村をライトフライ。 
3表 三者凡退。
3裏 ２死から秋山にセンター前ヒット、山本が盗塁を阻止！
4表 三者凡退。
4裏 三者凡退。
5表 三者凡退。アドゥワが立ち直ってしまったようだ。やはり中日戦はまぐれだったか。
5裏 先頭小園にレフト前ヒット、打率１割台の坂倉を確実に抑え、ライトフライ。中村をレフトフライ、二俣をピッチャーゴロ。
6表 三者凡退。
6裏 ２死から菊池のセンター右へのフライを
桑原がダイビングキャッチ！
7表 ２番手森浦登板。三者凡退。
7裏 ２安打の小園に回るこの回がヤマ場だろう。その前の野間と堂林を抑えることだ。野間をセカンドゴロ、堂林を空振り三振、小園にはセンター前ヒット、前の二人を抑えたことが活きている。坂倉には三遊間破るヒット、中村をセンターフライ、この試合初めての連打を浴びたが、よく踏ん張ってくれた。
8表 ３番手ケムナ登板。１死から桑原が二遊間破るヒット、３回以降初のランナーだ、足を使うべき場面だが蝦名は平凡なセンターフライ、佐野はファーストゴロ。
8裏 先頭二俣にライト前ヒット、代打宇草にもレフト前ヒット、秋山は送りバントで２、３塁。ここで伊勢へ交代。対して菊池に代打松山を投入、しかし初球をファーストフライでとてもラッキーだった、野間をセカンドゴロ、
伊勢が本当によく踏ん張ってくれた。
9表 ４番手黒原登板。先頭牧が四球、宮崎はレフトフライ、京田のセカンドゴロを矢野が２塁へ悪送球で１、２塁のチャンス。山本のセンターへ抜けそうなハーフライナーを矢野がダイビングキャッチでゲッツー。
9裏 ３番手森原登板。三者凡退。
総評 やはり打線は水物だった。良く言えば少ないチャンスをヒットに頼らず確実に得点し、効率の良い攻撃、悪く言えば１昨日はまぐれ、貧打に逆戻り。このように、援護を期待できない中で投手陣達は緊迫した状況を強いられたが、何とか守り切った。この
強いメンタルに敬意を表したい。
負け越している広島との３連戦の初戦を勝ったのは大きい。でもこの打線では明日以降勝つのはとても難しいと思う。

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